コラム
日本初の事業用水力発電所「蹴上発電所(京都市)」
2019年4月4日 文 スタッフ-terasaki
事業用としては日本初の水力発電所として、京都市の蹴上発電所があります。
蹴上発電所は琵琶湖から京都へ水を導く「琵琶湖疎水」を利用した発電所で、1891年に運転が開始されたようです。
明治維新後、首都が京都から東京に移ったことで、京都が衰退し、復興させるための計画の中の一つとして琵琶湖疎水が建設されました。
京都に生活用水や農業用水として水を引くことと、その水で発電し市電を走らせ事業用の電源として活用するという非常に画期的な建設工事でした。
何度か琵琶湖疎水記念館に見学に行ったことがありますが、その当時の非常に精密な土木工事の様子や、水力発電も併設して京都の町を大きく発展させようとする、明治時代の人の熱い志が伺えます。
今、京都は桜がきれいな時期ですが、ぜひ琵琶湖疎水記念館へも足を伸ばしてみられてはいかがでしょうか?
琵琶湖疎水記念館は南禅寺の近く、入場料無料です。
https://biwakososui-museum.jp/
以前、京都に在住していたスタッフTからのご紹介でした!