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コラム

農業用水を活用した小水力発電

2020年4月28日   文 スタッフ-hayashi

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農業用水 水力発電 小水力発電


皆さんは農業用水が流れる水路で、電気を作り出せることをご存知でしょうか。


よく知られている発電方法に「水力発電」という発電方法があります。


「水力発電」というと大きなダムから大量の水を流して発電するイメージがありますが、なんとダムのように多量の水を必要としなくても発電できる小型の発電方法があるのです。


そこで今回は、再生可能エネルギーとして注目されている「小水力発電」についてお話します。



小水力発電とは

日本では10,000kW以下規模の水力発電のことを「小水力発電」としています。


10,000kW以下の水力発電は新エネルギー法によって「新エネルギー」と認定されており、今後が期待される発電方式といえるでしょう。


小水力発電は小型の発電機を用いるため、他の再生可能エネルギーと比べて設置面積が小さく済みます。


ダムの水を利用した水力発電のように大規模な工事の必要がないため、環境への負荷が少ないというメリットがありますが、「落差」と「流量」がある場所に設置が限定されるというデメリットもあります。

ここで、「落差」と「流量」は小水力発電の2大要素です。


先ほどはデメリットと説明しましたが、見方を変えれば落差と流量のある場所であれば基本的にどこにでも設置できるというメリットになるのです。



農業用水 水力発電 小水力発電



農業用水路での小水力発電

農業用水路は日本中あちこちで見かけますよね。


実は、農業用水路の長さは日本国内に造られた水路を合計すると約40万km(地球10周分)にもなります。


そんな網の目のように張り巡らされている水路に発電機を設置することで発電させられるのです。


小水力発電は、落差が大きく流量が多いほど多くの電気を発電することが可能です。


農業用水路は、落差は小さいけれど流量は多い地点や落差は大きいのに流量が少ない地点など、場所によって特徴が異なります。


なかなか条件が完璧に揃った場所は見つかりませんが、少なくもありません。


なんと場所によっては数百kW程度の発電ができる地点もあるのです。


では小水力発電で得た電力をどのように農業に活かしていくかというと、例えば「土地改良施設」の整備のための電力に使用できます。


土地改良施設は農業に必要不可欠な水を確保するためや、農地を洪水などの被害から守るために必要不可欠な施設ですよね。


大切な施設を管理維持するために小水力発電の電力が利用されます。


小水力発電は環境保全にも貢献することができる再生可能エネルギーです。


小水力発電の農業用水路への設置は、その地域の農業や人々の生活を助けることもできるため、地域活性化のツールとしても役立ちます。


日本国内に昔から造られている農業用水路を利用して地球にやさしくエネルギーを作り出せるなんて、すごく嬉しいですよね。


参考元サイト:
近畿農政局整備部
http://www.maff.go.jp/kinki/seibi/midori/shigen/1_2.html
J-WatER
http://j-water.org/