YStudio

Ystudio フェイスブック Ystudio ツイッター ユームズ・フロンティア ライン@

コラム

水素エネルギーの活用について

2020年7月15日   文 スタッフ-hayashi

Tweet


水素 再生可能エネルギー 小水力発電


水素エネルギーの活用による、未来のエネルギーシステムとは

水素エネルギーとは、水素をエネルギーとして活用するための取り組みやシステムのことです。


水素は無色透明の物質で、地球上に存在する気体としては最も軽いのが特徴です。水や炭水化物などの化合物の中には、水素の原子が大量に存在しています。


水素をエネルギーとして利用した燃料電池による自動車や給湯器が実用化されるなど、次世代のエネルギーとして水素が注目されています。


国立のエネルギー研究開発法人によれば、2030年までに日本国内で1兆円規模の水素エネルギーの市場展開が予想されるとのことです。



・水素は様々な原料から製造できる

石油、天然ガスから安価に大量生産されている。


水素は様々な原料から製造することができるのが特徴です。


水からの電気分解によって製造できるほか、バイオエタノール、メタノール、石油、天然ガスなどからも生産することが可能です。


日本におけるエネルギー確保の手段としては、海外からの輸入が大部分ですが、水素エネルギーの導入が本格的に普及すれば、自国の資源を利用して多くのエネルギーを自力で確保することも可能になります。



・CO2の削減に役立つ

水素は利用する際にCO2を排出しないクリーンなエネルギーとして活用することができます。


酸素と結合することで発電を行ったり、燃焼によってエネルギーとして利用することができますが、その際にCO2を排出しないのが水素の特徴です。


また、化石燃料から水素を製造する場合はCO2が発生しますが、CO2を地中深くに埋める技術を組み合わせれば、CO2の発生を抑制することができます。



・水素エネルギーの活用例

大手電機メーカーのエネルギー関連の子会社が、2018年5月に北海道釧路市の白糠町で水素エネルギーを活用するための実証実験を開始しました。


実証実験の内容は、白糠町に設置された庶路ダムの敷地内に小水力発電を行う発電所を建設し、そこで発電した電力を原料として電気分解を行い、水素を製造するというものです。


小水力発電による電力を直接利用して水素を製造することは、国内では初めての取り組みとなっています。


水素はガス会社が貯蔵と運搬を行い、白糠町周辺の施設に設置する水素燃料電池や、燃料電池自動車の燃料として使用します。


白糠町のある北海道は寒冷地域であり、寒い時期にエネルギーを利用する需要が高いのが特徴です。


地域の設備を利用して水素エネルギーを効率よく製造することで、再生可能エネルギーの導入拡大やCO2排出量の削減を図るものです。