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2016年2月16日 火曜日配信  文 スタッフ-nakayama

実は奥が深いボール盤!?


ボール盤は、穴をあける機会として主流ですね。
主に金属加工や木工、さらには樹脂など幅広い素材に対して使うことができます。
穴をあけるという作業は、最も大事な工程の1つです。
穴をあけるという作業は単純な作業のように見えますが、実は単純でありながら奥が深い工程なのです。
そう、緻密な計算が土台にあって行う事ができる重要な作業工程なのです。
この最も重要な工程に不可欠な「ボール盤」について、詳しく知り、様々な活用方法を知ることで、
作業の幅が広がり、新しい製作のアイディアも誕生するかもしれません。
この各種作業工程における基本でかつ重要な役割を担う「ボール盤」について詳しくみていきます。

ボール盤 コラム 機械の転職

作る対象や素材に応じて適した回転数に調整

ボール盤を用いて穴をあけることに作る段階において、良いものを製作するときのコツの1つは、
素材の性質等を考慮し回転数を調節することです。
慎重にゆっくり、もしくは早いスピードで穴をあけていきたいときには、
ボール盤にあるプーリーと呼ばれる器具にベルトの位置を変えることで、
回転する速さの調整することができます。
これはボール盤毎に負荷と回転数の比率がありますので、その比率を参考にし、
ベルトの上下位置を変えます。
ベルトの位置は下へいくほど回転速度は遅くなります。
市販のボール盤では、回転数の設定が最初からされており、回転数の計算等はする必要がないですが、
厳密に言うと素材に応じた回転数を計算した上で、それに近い設定値にすることをオススメします。
また、プーリー自体もサイズがいくつかあり、サイズの変更も可能です。
ドリル側にプーリーを付けることでドリルの回転数を落とすことが可能になります。

製作対象の穴の大きさによってボール盤を選択
ボール盤にはいくつかの種類があり、開ける穴の大きさによって適切なものを選ぶことが必須ですよね。
代表的なものとして、「直立ボール盤」、「ラジアルボール盤」、「卓上ボール盤」、
「(小型の)卓上ボール盤」があります。
「直立ボール盤」は、主に10ミリ以下の穴を開ける場合に最適です。
ちょっとしたDIY等の作業に最適ですね。そして、中級以上の方にオススメの「ラジアンボール盤」。
これはボール盤の上部を動かすことができるのです。
なので、他のボール盤での作業のように穴の位置を変えるときに制作物を移動せずに、
上部を動かすことで次ぎの作業に取りかかることができます。
かっこいいですよね!ですので、この「ラジアンボール盤」を使う時は
主に大きめの製作物に穴を開けるときに用います。
「卓上ボール盤」と「(小型の)卓上ボール盤」は、工場でもDIYを行う一般家庭でも
両方好まれて使われているサイズです。
ボール盤自体の重さも5キロ~30キロと比較的軽く、各パーツの取り付けや扱いもわかりやすく、
機械の初心者には使いやすいものと言えるでしょう。
また小回りが効いて自動車でいうと「軽自動車」のように使い勝手がいいとも言えるでしょう!
ボール盤 コラム 機械の転職
いかがでしょうか?
製作物に「穴を開ける」ことができる「ボール盤」は、
実はとっても奥が深い機械であるということが伝わりましたでしょうか?
様々なアイディアや思考の先に出来る穴の先にはどのような世界が広がっていることでしょう。
楽しみですね。制作物や素材、そして「ボール盤」と向き合いながら、
心に思い描く穴を開けながら製作工程も楽しんでください~!








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